★現地レポ★時代をめぐる器に出会える「昭和スタイル 新竪町店」8/8(金)オープン！

2025年8月8日（金）、新竪町商店街に「昭和スタイル 新竪町店」がオープンしました！
昭和スタイルは、主に空き家や被災家屋で眠っていた昭和期の器をセレクト・クリーニングし、次の持ち主へ繋げていく、サーキュラーエコノミー（循環経済）の理念のもと活動しているブランドです。
同年11月には香林坊アトリオに1号店をオープン。そして今回、待望の路面店として2号店が誕生しました。
ブランドの世界観を存分に感じられる路面店ならではの魅力を体験しに、早速いしかわスタイルスタッフもお店に伺いました！

赤い扉が目を引くモダンな外観

香林坊方面から新竪町商店街のゲートをくぐった先、昭和にタイムスリップしたかのようなレトロな町並みを進んでいくと、突如現れる赤い扉が目印。
空間いっぱいに商品が並べられている様子が外からも伺え、まだ見ぬ器との出会いに期待に胸が膨らみます。

「昭和スタイル」とは

「昭和スタイル」は、株式会社ファーストビルディングスが運営する循環型のライフスタイルブランドです。サーキュラーエコノミーの発想を軸に、インテリアショップ「WELLSPLING」などで培った経験を活かしながら昭和期の器に新たな価値と出会いを生み出しています。

収集の拠点は珠洲市。昨今問題となっている空き家の残置物や、被災家屋の解体時に破棄せざるを得なくなった器などを独自の目線でセレクト。1つ1つ丁寧にクリーニングをして再販することで、当時の温もりを再び感じられるように、Z世代の方にとっては新鮮な体験となるように、時代を超えて愛される器との出会いを提案しています。

店内の展示からも、その取り組みを知ることができますよ。

広々とした空間に昭和レトロな食器がずらり

店頭には、用途やイメージごとにお洒落にディスプレイされた食器がずらり。
商品は多種多様ですが、昭和レトロの世界観で統一されておりセレクトショップのように心地よく洗練された雰囲気を感じます。
食品サンプルと一緒に展示されているコーナーもあり、「このお皿であれ食べたら美味しそう！」と自然と想像してしまいますね。
リユースショップ特有のごちゃまぜ感が苦手な方も、安心して見て回れるのではと思いました。

取扱商品は、平皿、小鉢、飯碗、丼、マグカップ、グラス、お猪口、カトラリーなどなど…
ほぼ全ての用途に対応できるのでは？と感じるほどの品揃えです。
その品数の豊富さを活かして、業務用の注文も受け付けているとのこと。
バラエティ豊かな食器の中から自分だけのお気に入りを探すのは、さながら宝探しのようでした♩

価格は、各商品に貼られているシールの色で判別するシステムで、660円～5,500円まで全7種類。
主には上記画像の5種類の価格ですが、その他に「シルバー：3,300円」「ゴールド：5,500円」があるとのこと。
気になる商品は気軽に手に取ってみてくださいね。

食器として再利用できないものは一点物の“鉢”にリメイク

収集する器の中には、割れや欠けがあったり、丁寧にクリーニングしてもどうしても食器として再利用するのが難しいモノもあるのだそう。
そういうモノも破棄せずに“鉢”としてリメイク、小粋なインテリアに生まれ変わります。
グリーンが植えられている商品はそのままお持ち帰りできるそうですよ♩

一期一会の出会いを楽しんで

能登の「ヨバレ」（祭りの日などに食事でもてなす風習）で使われた立派なお膳や輪島塗の器などの引き取り依頼もあるそうで、伝統的な和食器から洋食器まで豊富に揃っています。
お部屋をシンプルなインテリアでまとめている方は、色彩豊かな昭和期の器をアクセントに加えるのも素敵ですね。

私は、残暑も涼しく過ごせそうなガラスの器と、ブルーガラスが美しいデザートスプーンを購入。
このセットでヨーグルトやアイスクリームを楽しみたいと思います♩
プチプチと包装紙でしっかり包んでくれるので、街歩きの途中でも安心してお買い物することができました。

ひとクセある昭和レトロな器は、私たちのライフスタイルに新たな彩りを添えてくれるはず。
昭和スタイルで自分だけのお気に入りを見つけて、サーキュラーエコノミーの輪に加わってみてはいかがでしょうか。

収集拠点である「WELLSPRING POINT SUZU」営業再開

珠洲市にある昭和スタイルの収集拠点「WELLSPRING POINT SUZU」も、2025年7月に震災から復旧し営業を再開！
約50年前に建てられた鮮魚店を改装した空間に、家具や雑貨、そして“昭和スタイル”が並びます。
海を望む店舗で出会う器たちはまた一味違うインスピレーションを与えてくれそうですね。
こちらの営業日は公式Instagramにて営業カレンダーをご確認ください。

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