「第6回ご当地タニタごはんコンテスト-ヘルシー郷土料理でまちおこし-」にて、石川県の郷土料理をアレンジした国際調理専門学校チームがグランプリを受賞!

くらし 公開日:2023.11.25|更新日:2023.11.27

11月19日(日)、東京都の服部栄養専門学校にて(株)タニタなどが主催する「第6回ご当地タニタごはんコンテスト-ヘルシー郷土料理でまちおこし-」の全国大会が開催されました。

「ご当地タニタごはんコンテスト」はタニタ食堂のバリューを活かし、全国の郷土料理と「タニタが考える健康的な食事の目安」がマッチングすることで、健康的かつ地域の新たな食の可能性を創造し、郷土料理の技術や歴史を次世代に継承していくことを目標として2018年から毎年開催されています。

募集テーマは「『タニタが考える健康的な食事の目安』で、郷土料理を現代風にアレンジしたレシピ」。
全国各地から集まった51のチームがそれぞれ厳しい書類審査、全国大会へと駒を進め、見事、白山市にある国際調理専門学校の先生と生徒で構成された中田雅子さんチームが今大会のグランプリに選ばれました!🎊🎉

タニタが考える健康的な食事の目安とは

①1食あたり500-800kcal
②基本は主食、主菜、副菜とするが、これらの要素が入っていれば一皿でもよい
③主食(献立全体のごはん、麺、パン)は100‐200gとする
④主菜(献立全体の肉、魚、卵、大豆製品)は70‐150gとする
⑤野菜は150g以上使うこと(きのこ、いも、海藻は含まず)
⑥食塩相当量は3.4g以下

グランプリ・準グランプリ・特別賞受賞一覧

【グランプリ】石川県 中田雅子さんチーム「さ・さ・ささ寿司~三種のサラダ笹寿司~等

アレンジ郷土料理さ・さ・ささ寿司 ~三種のサラダ笹寿司~
かきかも!!
蓮根三段活用
応募動機・コンセプト等石川県白山市にある国際調理専門学校の生徒と先生が先人の魂を受け継ぐべくコンテストに参加。日々石川県の食材や生産者の声を知っているからこそ生み出せるレシピで、地元の食文化の継承を図ります。
受賞コメント初出場でグランプリをいただき、喜びと驚きが入り混じった気分です。将来、料理人の道に進むので、グランプリ受賞を大変嬉しく思っています。今後も野菜や魚といった石川県産食材の魅力を広めていけるように頑張っていきたいと思います。

【準グランプリ】東京都 店部真起さんチーム「冷やしねぎま鍋~締めは冷やし茶づけで~等」

アレンジ郷土料理冷やしねぎま鍋~締めは冷やし茶漬けで~
もったいない佃煮
応募動機・コンセプト等あまり知られていない東京都の郷土料理であるねぎま鍋や佃煮をアレンジしたレシピを携え、親子で参加した店部さんチーム。本コンテストを通じて、食品ロスの削減といった SDGs の観点にも着目しました。2019 年の第 2 回大会で準グランプリを獲得した際は、母と娘の二人チームでしたが、今回は小学生の妹も加わり姉妹で参加します。
受賞コメント今回、応募したアレンジ郷土料理は、「冷たいものは味を濃く感じる」という温度による作用を活かして減塩を実現しました。また、SDGsを意識した メニューを考えたところもポイントです。今後も、郷土料理を身近なものにできるように情報を発信していきたいです。

【準グランプリ】山口県 松岡沙耶香さんチーム「~山口の『晴れの日』継承定食~」

アレンジ郷土料理~山口の「晴れの日」継承定食~
鯨のスパイシー竜田揚げ
ゆうれい寿司
柏椀(かしわん)
応募動機・コンセプト等小学生と中学生のお子さんと共に、作りやすく食べやすい「晴れの日」レシピを考案した松岡さんチーム。「2019 年に商業捕鯨が再開したことを機に、母船式捕鯨船の基地である下関で若い世代に鯨食文化を継承していきたいと思い、研究と料理開発をして 3 年目になります」と鯨食文化への思いを語っています。アレンジレシピにはエソやクジラなど、山口県の海の幸をふんだんに使いました。
受賞コメント準グランプリ受賞の喜びを友人や同僚に伝えたいです。これからも、鯨料理の魅力である栄養価の高さなどを活かしたレシピづくりをしていきたいと思います。また、下関が鯨の町であることを知ってもらえるように伝えていきたいです。

【特別賞】鹿児島県 永松花梨さんチーム「豚味噌焼きおにぎりで奄美の鶏飯風~茶節とともに~等」

アレンジ郷土料理豚味噌焼きおにぎりで奄美の鶏飯風~茶節とともに~
黒毛和牛と地元の彩り野菜のミルフィーユ
ビタミンたっぷり南国パッションフルーツゼリー
応募動機・コンセプト等小中学生の時、給食に出てきて嬉しかった郷土料理を継承すべく、参加を決めた永松さんチーム。鹿児島県の豊かな食材を活かし、彩り豊かで栄養満点のレシピに仕上げました。
受賞コメント今回のコンテストには、郷土料理を伝えるイベントの趣旨が素晴らしいと思い参加しました。茶節を活かして料理の時短を考えたことが、アレンジレシピのこだわりです。将来、栄養教諭になった時には、郷土料理を幅広い世代に伝えていきたいと思っています。

日本の食文化の原点ともいうべき郷土料理は、日本人の食生活の西欧化や少子高齢化による地域社会とのかかわりの希薄化などにともなって、その継承が課題となっています。
皆さんもこの機会にお住まいの地域の郷土料理について考え、新たな魅力や可能性を創造してみてはいかがでしょうか?

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