夏本番を目前に、熱中症と密接な関係がある汗に注目
ユーグレナ社では、遺伝子解析サービスの利用者の中から50,000人以上のゲノムデータを用いて、さまざまな遺伝子タイプに関する都道府県ランキングを発表しています。
今回は、夏本番を前に、熱中症と密接な関係がある汗に注目し、たくさん汗をかく体質かどうかについての項目「汗のかきやすさ(SNP:rs10192375)」が解析されました。
汗をかきやすい遺伝子タイプが多い都道府県ランキング
福井県
5位(22.51%)
22.51%を記録した福井県は、第5位という結果になりました!
新陳代謝が良い方が多い県ということが、遺伝子情報を以て証明されました。
北陸3県の中ではトップですが、石川県と富山県も上位に入っているのでしょうか…?
富山県
42位(17.84%)
なんと富山県は、上位の福井県から大きく離れて42位!
同じ北陸なのに意外な結果となりました。
石川県
43位(18.02%)
トップ5の福井県と打って変わって、まさかのワースト5位となった石川県!
つまり、比較的汗っかきの人が少ないってことですね。
ランキングを地図に反映すると、汗をかきやすい遺伝子が多い都道府県と、少ない都道府県が隣接している箇所がいくつかありますね!
遺伝子とは不思議なものです!
日本人の約2割が汗っかきで、世界の地域別では気温が高い地域の方が汗っかきの傾向に
今回の調査で遺伝子解析項目「汗のかきやすさ(SNP:rs10192375)」に対して、
日本人における遺伝子型の割合は、以下の通りとなりました。
汗をかきやすいタイプ(遺伝子型:GG) | 20.6% |
一般的なタイプ(遺伝子型:AG) | 49.4% |
汗をかきにくいタイプ(遺伝子型:AA) | 30.0% |
また、世界の地域別(人種別)では、「汗をかきやすいタイプ(遺伝子型:GG)」に該当する割合が高い順に、
アフリカ集団 | 29.9% |
ヨーロッパ集団 | 22.6% |
ラテンアメリカ集団 | 20.4% |
アジア集団 | 18.7% |
となりました。
気温が高い地域のアフリカ集団は、日本人を含むアジア集団と比べると10%以上の差があり、汗をかきやすい遺伝子タイプが多いということが分かりました。
ご自身が汗をかきやすい遺伝子タイプかどうか気になる方は、遺伝子解析サービスを試してみてはいかがでしょうか?
これから暑い季節がやってきますので、汗をかきやすい人は特に積極的な水分補給を心がけてください!
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