帝国データバンクは、予約販売が本格化する2023年冬シーズンの「クリスマスケーキ」価格について、調査分析を行いました。
今年のクリスマスケーキの平均価格は?
全国の大手コンビニや百貨店、スーパー、洋菓子店など計100社で販売されるクリスマスケーキの価格(ホール型5号、4~6人向けサイズ)を調査した結果、2023年冬シーズンの平均価格は4,468円(税抜)だったとのこと。
昨シーズン(2022年冬)の平均価格の4,143円に比べて325円、本格的な値上げラッシュが始まる前の2021年冬シーズンに比べると529円の値上がりとなり、クリスマスケーキは2年連続で大幅な値上げが続いています。
調査対象100社のケーキのうち、昨シーズンから価格が上昇したケーキは81社。値上げ幅として最も多いのは「500円以上」と「300円未満」で、500円以上値上げした企業は昨シーズンに比べて倍増した一方、値上げ幅を「200円未満」に抑えた企業は14社・10社減となるなど、大幅値上げを決断したクリスマスケーキが目立ちました。
クリスマスケーキ 価格アップの要因は?
2023年のクリスマスケーキは、昨シーズンに続き原材料価格の高騰による影響を大きく受けています。スポンジの原料となる小麦粉の価格は比較的落ち着いていましたが、ケーキには欠かせない鶏卵や砂糖、牛乳、バターなど、主要原材料の多くが前年比1.2倍前後の値上げとなったほか、猛暑による影響を受けたイチゴは最大で1.5倍超に高騰しています。さらに食材以外にも、テイクアウト用の化粧箱や食品フィルムなどの資材費、電気・ガス代、人件費も高騰も値上げの要因の一つとして考えられます。
食料品の値上げが続き、節約志向がより高まった今年1年間。クリスマスケーキも値上げの影響を大きく受けていますが、やはり大事な季節のイベントには欠かせない存在です。
4年ぶりのコロナ禍による行動制限がないクリスマスとなる今年は、皆さんどのようにお過ごしのご予定でしょうか?🎅 ご家族やお友達と素敵な時間をお過ごしください♪🎄
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