いしかわスタイルは、ひゃくまん穀などの「マイハート」ブランドのお米を製造・販売をしている
株式会社米心石川が運営しています。
前回のお米の正しい炊き方に引き続き、今回はお米の正しい保管方法についてご紹介させていただきます!
野菜や果物と同じ生鮮食品となるお米は、正しく保管して鮮度を保つことでおいしさを長持ちさせることができますよ。
ステップ① お米の保管期間を守る
実は…お米には “賞味期限” がありません。
しかし、季節の違い、気温や湿度などの状態によって、おいしく食べられる期間は変わってきます。
【お米(精米)がおいしく食べられる目安】※未開封の場合も同様
・春、秋 ・・・精米日から 1ヶ月程度
・冬 ・・・精米日から 2ヶ月程度
・梅雨~夏・・・精米日から 2~3週間
マイハートのお米には、パッケージの右下部分に「精米時期※」が印字されています。袋を捨てる前に精米時期を記録しておき、上記の目安までに使い切るよう心がけましょう。
※精米時期について:廃棄等の食品ロスの削減を目的に米心石川では旬表示(「上旬」「中旬」「下旬」)をしています。
ステップ② 高温・直射日光を避ける
お米の保管温度は “15℃以下” が理想です。
これを超える高温な場所や、直射日光が当たる場所での保管では、お米が乾燥してひびが入り砕けやすくなったり、酸化が進み美味しさを損なってしまいます。
また、害虫の活動が活発になりお米に虫がつきやすくなります。
ステップ③ 水回りでの保管はNG
お米は水気に弱く、湿度の高い場所(一般的に80%以上)での保管や、水に濡れた状態での保管はカビの発生につながります。
ついやりがちな台所のシンク下での保管は出来るだけ避けましょう。
また、保存容器からお米を量る際、計量カップやご自分の手が濡れていないかも気をつけましょう。
ステップ④ 密閉容器で保管する
スーパー等で販売されているほとんどのお米の袋には小さな穴が開いていることをご存知ですか?
これは通気性を保ったり、袋を積み上げた時に破裂を防いだりするため意図的に開けられた空気穴です。
この空気穴があることで、袋を未開封のまま保管したとしても、お米が空気に触れ酸化が進んでいきます。
また、お米は非常にニオイを吸収しやすい食材なので、この空気穴から周囲のニオイが移ってしまう恐れもあります。
できるだけ袋のままでの保管は避け、米びつやジップロックなどの密封性の高い容器に移しての保管をおすすめします。
ステップ⑤ 容器を清潔に保つ
普段から同じ容器を使用し続けていると、容器の底にお米の欠片や糠が溜まっていき、カビの発生や虫がわく原因となってしまいます。
お米が残り少なくなってきた時、新しいお米を継ぎ足しがちですが、いったん全て使い切った後、容器をしっかり清掃・乾燥してから新しいお米を入れるなど、定期的に容器を清掃するよう心がけてください。
※お米にカビが発生したり、虫がわいてしまったりした場合、それらを取り除いても、目に見えないところにカビや虫の卵が残っている可能性があります。いったん容器を空にして水洗いした後、天日干しでしっかり乾燥させましょう。
★おまけ
前述した5つのポイントを踏まえて、お米のおいしさを保つためには…
・気温15℃以下
・直射日光が当たらない場所で保管
・湿度80%以下
・清潔な密閉容器を使用する
このような環境が理想です。
一般のご家庭でこの条件を満たすのが “ 冷蔵庫の野菜室 ”です。
スペースが限られるため、お米を小分けにするなど少々手間がかかるかもしれませんが、お米を保管するには最適な環境です。
また、野菜室での保管では、結露・霜などを避けるため、密閉容器に入れ冷気が直接当たらないようにお気を付けください。
冷蔵庫にはニオイの強い物(お肉やお魚)が多く保存されているので、お米にニオイがうつる恐れがあります。
冷凍庫での保存はNG。お米の約15%を占める水分が凍ってしまい、お米がひび割れの原因となり、食味が損なわれてしまいます。
いかがでしたでしょうか?
お米は炊く時だけではなく、保存する際にも意識することがたくさんあるのです。
次回もお米にまつわる豆知識をご紹介したしますので、お楽しみに!
米心石川のお米は石川県内の量販店ほか、オンラインショップでもご購入いただけます。
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