ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストから、「二重まぶたの可能性が高い遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」が発表。同社の遺伝子解析サービスの50,000人以上のゲノムデータを用いて算出されたランキングとなっています。
果たして石川県は何位なんでしょうか?!
二重まぶたは遺伝しやすい?
二重まぶたが遺伝するかどうかは、遺伝学の父として知られるオーストリアのメンデル博士が19世紀に発表した「顕性の法則」の理論が有名です。遺伝子には、特徴が表に現れやすい「顕性遺伝」と現れにくい「潜性遺伝」があり、顕性遺伝な特徴の方が遺伝しやすい性質を持っています。まぶたの形状に関しては、二重まぶたが「顕性遺伝」で、一重まぶたが「潜性遺伝」であると言われており、二重まぶたの方が遺伝しやすいと考えられています。
調査結果
今回の調査では、「二重まぶたの可能性が高いタイプ」に該当する人の割合を都道府県(出生地)別に算出し、数値化しました。
上記の解析結果より、近畿地方の2府5県すべてがランキング14位以内に入っていることがわかります。
気になる石川県は、15位にランクイン!上位3分の1には入っていました。
日本では約半分、欧米や南アジアでは約7割が「二重まぶたの可能性が高い遺伝子タイプ」に該当
今回の調査で遺伝子解析項目「二重まぶた(SNP:rs242975)」に関して、日本人における遺伝子型の割合は、「二重まぶたの可能性が高いタイプ(遺伝子型:TT)」が45.8%、「やや二重まぶたの可能性が低いタイプ(遺伝子型:CT)」が43.5%、「二重まぶたの可能性が低いタイプ(遺伝子型:CC)」が10.8%でした。日本人の約半分が「二重まぶたの可能性が高い遺伝子タイプ」に該当することが分かりました。
また、人種別では、「二重まぶたの可能性が高いタイプ(遺伝子型:TT)」に該当する割合が高い順に、南アジア集団(74.3%)、ヨーロッパ集団(72.3%)、ラテンアメリカ集団(66.6%)、アジア集団(60.2%)、東アジア集団(56.2%)、アフリカ集団(44.1%)などとなっています。同じアジアの中でも、日本を含む東アジア集団よりも、インドやバングラデシュなどを含む南アジア集団の方が高いことが見て取れます。ご自身のタイプが気になる方は、「遺伝子解析サービス」を試してみてはいかがでしょうか。
調査概要
調査方法:ゲノムデータの解析をもとに調査
調査対象:「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」、「ジーンクエストALL」の利用者
対象者数:ゲノムデータ:57,449人
調査時期:2023年11月
調査項目:ゲノムデータ「二重まぶた(SNP:rs242975)」の項目について、「二重まぶたの可能性が高いタイプ(遺伝子型:TT)」に該当する人の割合を都道府県ごとに算出
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